人工心肺装置

患者が心肺停止の状態に陥ったい際に、心臓ではなくはじめに脳への血流を確保するという、従来の蘇生法とは逆転の方法をとる人工心肺装置。心肺停止の状態では、心臓マッサージをしても、脳には通常の15%ほどの血液した流れないのです。

しかし、人工心肺装置を使用すると、70%から80%の血流を確保できるとされています。この違いが、脳へのダメージを小さくするのです。心臓マッサージだけで対処すると、脳には血液が足りない状態が続きます。早い段階で見切りをつけて、人工心肺に切り替える事で、脳を助けるというのがこの方法ですね。

心臓の検査と治療は、脳の血流を確保した後に行います。脳へのダメージを最小限にしているので、CTやMRIなどを使って念入りに調べる事も問題ないでしょう。また、ダメージを受けた脳は浮腫み、腫れていきます。この腫れを抑えるのが低体温療法です。

全身を冷やして血液の温度を下げます。脳を低い温度に保つ事で腫れを食い止めるというわけです。人工心肺装置では血液の温度を直接コントロールする事が可能なので、通常よりも短時間で体温を適温まで下げられるというのもメリットでしょう。

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